イタリア人の勘違い

お店をオープンしてから早いもので6ヶ月。サマータイムが終わった途端、店の前を通りかかる
外国人がいなくなってしまい売り上げは下降を続けていますが今月はクリスマス商戦なので
ここはイタリア人に賭けるしかないと、今日から日曜日もはりきってお店に来ています。

ただ私が店番していると半分以上のイタリア人が中国人経営のレザーショップと勘違いしてお店に入ってくるのが現状で、値段を見ては訳の変わらない理由を言って逃げていくというパターンでその度にいつも心が痛くなります。

そこで私もお客さんも無駄な時間をかけないように知恵を絞って、ウィンドウのところに
“すべての商品はイタリアの会社によって作られました”と職人さんの写真とともに掲げ
ました!! 正直こんなことはしたくないんですが変に日本の旗とか掲げるよりはましですよね。

確かに今は中国人の手がかかっていない商品を見つけるほうが難しい時代になってしまい
ましたが、こんな不景気なときだからこそ本当のイタリア製を売っていくことがこの国
を救うひとつの方法だと私は思っています。

それにしても今は本当に景気が悪いようでフィレンツェのあちこちで閉店が続いています。
イタリアに17年住んでますが今年ほど暗いイタリアを感じたことはありませんでした。

来年は景気が回復するとのことですがそうなることを信じるしかないですね。


SENTEIRO