車の窓割られる

この事件は私がすでにシーニャの街に住んでいたときに起きましたので2-3年前の話です。
空手の稽古を終えて車で帰宅したときにうっかり助手席に鞄を置きっ放しにしたまま駅前に路駐してしまい、翌日車のところに戻ってみると案の定見事にサイドガラスが割られ、鞄が盗まれていました。実は私の空手の先生は昔日本人から古武道を習った方で、週に一度は古武道の
レッスンがあったのですがその盗まれた鞄の中には常にヌンチャク、トンファー、サイなどの
道具が入っており、金銭目当てだった泥棒は中から出てくる色々な東洋の武器にきっと
唖然としたと思います。

鞄以上に厄介だったのが割られた窓の修理でやはり新品交換は高額な見積りを言われました。
そこですっかり顔なじみになった近所の修理工場のおじさんに話をしたところ数日後、どこかの
スクラップ工場から同じモデルの窓を見つけてきて70ユーロ位で綺麗に直してくれました。
これこそエコイタリア。ショッキングな状況の中、ヒューマンネットワークの喜びを感じた
瞬間でした。

SENTIERO