釣り込みをする靴職人

ここ数日ずっと出張続きでかなり疲れが溜まっています。
外泊がしばらく続くのは久しぶりで、それなりに設備が整ったホテルでもなかなか
ぐっすり寝れません。早く家のベットに帰りたいです。

さてさて、昨日までミラノにいたのですが今日はベネチア近郊にある
シューファクトリーに行ってきました。ここは大御所ブランドの靴を手がける老舗
ファクトリーですが、今でもこうして熟年の職人が釘をいくつか口に含めながら
靴の釣り込み作業(靴の上の部分を木型に被せて引っ張り、木型の底に釘で止める
作業)を行なっています。当然靴の値段も高くなる訳ですね。

革は人間の肌と同じですから全体的に同じ強さで引っ張られると負担になる部分も
あります。普通は機械で釣り込むのですがそれを手作業で行なうことで、
革の負担を最小限に抑えることができます。

SENTIERO